munetada

豚汁をおかずに夕ご飯を食べ終えると、ちょっと休憩して皿洗いに移る。 ここでシンクを空っぽにできるかどうかが、部屋に最低限の清潔さを保つ最良の一手だと思っている。一度寝転がってしまった身体を起こすのは確かに面倒だが、散らかった不潔な部屋では精...

私の夕食 私は現在一人暮らしをしています。食べることが好きな私は最近料理にハマっています。親元を離れてからは母の手料理が恋しいので、なるべく再現をしながら作っています。そんな私の少し夕食が豪華になる金曜日の一日を書いていこうとおもいます。 ...

仕事終わりに同僚が「今日は外食をしちゃおう」と言うので、どこに行くのか聞くとルノワールでミネステローネを食べるという。 僕が喫茶店でご飯を食べるときは、あくまで「本を読んだり作業をしたりするついでにお腹が減ったから」であって、飯を食らおうと...

「ひーちゃん、大丈夫？」という、子供たちの声で目が覚めた。 ｢えっ｣慌ててスマホを確認すると、時刻は7時17分。｢ごめん！6時に起こすって言ってたのに！大丈夫？学校間に合う？！｣｢大丈夫。45分に出たら間に合うから｣ 子供たち、というのは、...

23時過ぎに電気を消す。本を読みながら眠気を限界まで引き出したから、ほとんど気絶するかのように一瞬で眠れるはず。 ブーン。 耳ざわりな音が鳴る。細かい羽音が僕の耳元を撫でるように響き、朧げだった意識がたちまち臨戦体制に入る。蚊だ。 暗闇の中...

通勤の電車で星野太さんの『崇高のリミナリティ』を読む。 まだ半分も読んでいないが、「崇高」の概念を多角的に知ることのできる好著だと思う。ごくごく大雑把にいえば「でっけ〜！　すっげ〜！」ものとして定着したこの概念を歴史的に跡付けつつ、その拡張...

昼下がり、喫茶店を出てあたりをぶらぶらと散歩する。ちょっと暑いが、青空が綺麗で気持ちが良い。 団地のあいだを抜けて川沿いを歩いていると、公園で読書をしたい気分に駆られる。あっちの方に広い公園があったよな、と曖昧な記憶を頼りに進んでいると、職...

朝、洗濯掃除など。昼前、お腹が減ってきたので近所の定食屋で伴侶と朝昼兼用食を食べる。ゴーヤチャンプルと豚天、小皿、味噌汁。さらにマスターが「これ食べてみ」と韓国系の味のする煮物？もおまけでくれた。いや、卑しい人間なので「ゴーヤチャンプル、普...

起きた瞬間なんとなく腹痛がする。二度寝したい気持ちと戦って、しないと心に決める。起き上がったそのままの体勢でぼーっとしていると設定していた8:00のアラームが鳴り、すぐに止めた。カーテンと窓を開けると、若干の日差しと冷たい空気が入り込み、少...

定時を過ぎて20時頃、職場の方に「これからも絵は描き続けるんですか」と質問された。 “これからも”というのには理由があり、私は数日後、数年勤めた今の会社を退職する予定だ。正確には「今月末で」と言った方がいいのかもしれない。 先の質問に関して...