日記の瞬間

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2026年3月17日

先週の日記

ふと、考える時間を増やさなければならないと思う。書いたり読んだりするのではなく、目を閉じてイメージを弄んでみたり、目の前にある問題を限定してみたり。

傍目から見たら「何もしていない」ように見える時間を意識的に作ってみる。というのも、つい先日、朝にじっくりと時間を設けて脚本を考えていたら、その日の晩にするするとプロットを書き起こすことができる経験をしたからだ。朝の時点ではまとまっていなかった考えが、無意識のうちに発酵されて形になる——そんな体験がそこにはあった。

それで、意識的に早起きをして、とっとと日記を書き終えてじっと目を閉じてみる。この段階では特に何も進捗を生もうとせずに、ただ、一切の刺激を遮断する。ちょっと睡眠が足りないので眠い。その眠さをうまく使って、どことも知れぬ混沌へと身を預けてみる。

うつらうつらとしてしまう。考えているのか夢を見ているのかがきわめて曖昧な次元で、ただ、ものすごく気持ちが良い。ちょっとした解脱体験のようだ。


その結果を試してみようと家に帰ってパソコンを開いてみたが——これは仕方のないことだ——ついついWBCの試合を見てしまう。韓国対オーストラリア。韓国はただ勝つだけではダメで、大差をつけることが決勝トーナメント進出の条件となる。ほとんど筋書きが決まっていたかのようにその条件スレスレで進行する試合に釘付けになっていたら、試合が終わった頃にはぐったりと放心状態になっている。

あまりにアツい試合だった。野球史上最高の試合と言って良い。

ただ、そのアツさは、僕の朝の瞑想的試みを無意味にしてしまった。

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日記の瞬間とは?

誰に繋がるかわからないドキドキハラハラの日記リレー企画、【日記の瞬間】。

日記を書こうと決めて一日を始めると、今まで見過ごしてきたいくつかの瞬間が、書くべき日記の題材として生き生きと立ち現れるような感触があります。

この企画は、多様な「日記の瞬間」を、それぞれの人が知り合いに依頼することで連鎖させていく試みです。

「日記の瞬間」が蓄積されることで、私たちの生活は繊細な「気づき」に満ち溢れていくはずです。

note(26時の談話室)

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