日記の瞬間

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2026年2月16日

先週の日記

ENBUの授業で短い脚本の撮影を行う。

が、僕はスタッフではなく、キャストとしての参加である。慌ててセリフを覚えるが、なかなかどうして難しい。

幼馴染が母校で再会し、秘めた想いを打ち明ける。「実はめっちゃ可愛いんだなって気がついた」「ずっと苦しくて」「俺、お前のことが好きだ」なかなか日常生活で口にしない言葉に照れ恥ずかしさも覚えつつ、楽しく演技を行なってみる。

しかしまあ、やってみて思うのは「セリフを覚えること」の重要性だ。とにかく、言葉が口をついて出るようにならないと、心情面の演出を受けても、歩き出しのタイミングを指導されても、「セリフを言うこと」に意識がとられてしまう。「ホワイトボードのここで手を止めてください」そんな細かい動きを実現するためには、一字一句完璧にセリフが入っている必要がある。自分が演出をする際にも、その前段階として「セリフを覚えるための時間」を確保する必要があることを痛感する。

それはともかく、自分がラブコメ的なセリフを喋っているのを見るのは新鮮で面白い。そんなキャラじゃないから、と中学生の自分だったら卒倒するほど恥ずかしがっていただろうが、いつの間にやら面の皮が厚くなったのか、案外悪くないなとか思ったりもしてしまう。

現実生活で類似の場面に遭遇したら、一切の恥じらいもなく「俺、お前のことが好きだ」と言ってやる。

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日記の瞬間とは?

誰に繋がるかわからないドキドキハラハラの日記リレー企画、【日記の瞬間】。

日記を書こうと決めて一日を始めると、今まで見過ごしてきたいくつかの瞬間が、書くべき日記の題材として生き生きと立ち現れるような感触があります。

この企画は、多様な「日記の瞬間」を、それぞれの人が知り合いに依頼することで連鎖させていく試みです。

「日記の瞬間」が蓄積されることで、私たちの生活は繊細な「気づき」に満ち溢れていくはずです。

note(26時の談話室)

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