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2025年12月3日

【運営の日記】「エピソード3のアナキンか!」

「エピソード3のアナキンか!」

と、三田駅のエスカレーターで40代くらいの男性がツッコミを入れている。同僚らしき同年代の男性と二人で話しており、内容に耳を傾けていると、どうやら「誰かが闇堕ちした」ことについての会話らしい。もっと詳しく聞いてみたかったが、もちろん付き纏うこともできず、興味をそそられたまま帰路につく。

おそらくは社内事情についての与太話で、二人ともほろ酔いの様子だったから、酔いに任せて悪態をつき、調子の乗るままにたとえツッコミを入れていたのだろう。

ここで補足を入れるが、アナキンとは、『スターウォーズ』の登場人物であるアナキン・スカイウォーカーのことを指す。エピソード4以降の主人公、ルークの父親である彼は、闇堕ちを拗らせてダース・ベイダーとなり、エピソード6で強大な敵として息子の前に立ちはだかることになる。

エピソード3とは、そのアナキンがダース・ベイダーになる直前を描いた物語であり、ちょっと強く主張してしまえば、あらゆる「闇堕ち」系物語の祖ともいうべきエピソードである。運命に翻弄されるハンサムな主人公が、どう考えても極悪なキャラクターに靡いてしまう。サスケなんかはまさにアナキンの系譜にある。

話を戻すと、「エピソード3のアナキン」と言われるくらいの闇堕ちということは、ある部署のエースが競合の企業に引き抜かれそうになっている、みたいな状況なのだろうか。たしかにうちの組織は腐っていて、昔は献身的に働いてくれた彼も、最近は暗い顔をしている。噂によるとどうやら◯◯からも声がかかっているらしく、待遇面などを考えて退職する方向に動いているらしい——。

と、まあ良くありそうな流れを想像してみたが、まあ本当のことはわからない。わからないし、全然見当違いだという確信だけはある。まあ「やる気のなくなった後輩への愚痴」みたいなもの話かしらね。

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