友人宅で起床。前日にちゃんとシャワーを浴びていて良かった。
今日はくるり主催の「京都音楽博覧会」という音楽フェスに行く。
昨年に引き続きの参戦。大学に入学した年(2018)年にも行っているから、今年で都合三回目ということになる。
泊めてくれた友人と近くのカフェでモーニングを食べていたら、結構時間がギリギリになってしまう。地下鉄に乗り、早歩きで会場の梅小路公園に向かう。
素晴らしい快晴。昨年は結構な雨が降りかなり寒く、帰り道の銭湯で「これが音博のハイライトだ」なんて冗談を言ったりした。繰り返していうが、これは冗談。
会場で友人と落ち合う。最初に登場するのはCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN。様々な楽器が奏でる心地よいリズムに身体を預けていたら、あっという間に出番が終わってしまった。素晴らしかった。
特に心に残ったのは、Daniele Sepe & Galactic Syndicateというナポリ出身のアーティスト。くるりの新曲「La Palummella」もこのアーティストとコラボして完成した楽曲だ。
とにかく演奏とボーカルの安定感がすごい。インドカレー屋で流れているインド音楽みたいな雰囲気もある。ボーカルが早口で捲し立てる箇所も、その声の「地に足をつけている」度合いが凄まじく、でっかい船で水面を疾走しているような感じがある。
夕暮れにはASKAが登場。「Say Yes」などの誰もが知っている音楽を、茜色に染まる背景をバックに聴く幸福感。この「知っているけど単独ライブには行かないであろう」アーティストの音楽を聴けるのもフェスのいいところだ。
最後に登場するのはくるり。弦楽団のいる編成に、「ブレーメン」をやってくれないかなあ、と思っていたら、案の定二曲目でやってくれた。すっかり暗くなった空の下で聴くくるりの素晴らしさ。
大満足で帰路に着く。また来年も行きたい。京都で働いている友人は「一年でこの日だけが京都にいて良かったと思える」と冗談まじりで言っていた。そんなことは言わなくていいとも思うが、確かにこの日は最高の一日だ。
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