鮮魚売り場でホヤが売られていたので、ささやかな冒険心を出して買ってみる。この段階では、さばき方もわかっていないし、食べ方も見当がついていない。
家に帰り、ちょっと動画で「ホヤ」と検索してみる。殻を切った瞬間、切り口から液体が勢いよく飛び出すらしい。うっかり何も調べずに刃を入れていたら、家の中がホヤの体液で水浸しになっていたことだろう。調べるって大切。
半分は刺身に、半分はパスタに入れることに。
麺をゆがいている間、ホヤをさばく。ボウルに水を流し込み、その中で包丁で殻に穴を空ける。思ったより殻が固く、なかなか刃が貫通しない。仕方ないのでシンクに直置きして包丁の根本を当てて体重をかけてみると、水鉄砲の要領で液体がびゅっと飛び出す。ヒヤッとしたが、ギリギリでシンクの壁に阻まれて、部屋がこれ以上汚れることはなかった。
食べてみると、うーん。あんまり好きな味じゃない。ホタテっぽい甘味の後に、ハーブのような匂いが鼻を抜けるのだが、味も香りもちょっとくどい感じがする。うーん。
多分もう二度とホヤを買うことはない。
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