『ワールドトリガー』を一気読みする。
スーパーでビールを買い、あまりものを使ってパスタを作り、いざ金夜という覚悟を決めてゆっくりと夕飯をとりながら読み進めていく。
大学生の頃に「ずっと訓練ばかりしている(けどめちゃくちゃ面白い)」と話には聞いていて、最近同僚が「どんな自己啓発本よりも啓発される(結果として資格を取った)」と言っていたのが心に残り、今年に入って読み始めたのだが、めちゃくちゃ面白い。面白いし、グサっと心に刺さる。
印象として、僕が今まで読んできた少年漫画と少し違う。漫画にはあまり詳しくないので例が陳腐だけれど、たとえば『ワンピース』だって『NARUTO』だって、「才能のある主人公が絶望的に強い相手を倒す」のが主軸だと思う。最初の方のアーロンとかマジでめちゃくちゃ強そうだった。でも、気合いと啖呵で押し勝っていた。
もうちょっと細かく言うと「村で一番強いやつが世間に出て実力の差を痛感するが、実は誰よりも才能(血筋)に恵まれていて、ちょっと気合を入れたら結局自分が一番強かったよな」という感じ。確かに努力はしているけれど、でも最初っから主人公だったんだよな、と思えてしまう。
『ワールドトリガー』は少し違う。印象としては、「普通の主人公が頑張れば勝てそうな相手を倒す」感じ。この「頑張れば勝てそうな相手」というのが肝で、横並びのライバルたちと戦っててっぺんを目指す構造は、案外スポーツ漫画に似ているような気がする。そしてその戦いが頭脳戦、つまりは手持ちのカードを使って攻略していくゲームだという点も面白い。バトルの形式をとりながら、多分に青年漫画的な枠組みもある。
とまあ、ざっくりと考えてみたけれど、何より最高なのはキャラクターだよなあ、と。学園ものさながらにめちゃくちゃたくさんの登場人物が出てきて、その誰もが可愛らしかったり憎らしかったりかっこよかったりするのは本当にすごい。
ちなみに、僕は生駒が好きだ。絶対にシリアスにならないキャラクターって最高だわね。


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