ここ10年で最も元気だ。
今日は大喜利ライブを観に行った。 昨日はディズニーシーに行った。 楽しかった。
実は、その前日までめちゃめちゃ体調を崩していた。 40℃の熱を出し、喉、鼻、耳にめちゃめちゃな炎症を起こしていたのだが、幸いうつるタイプの風邪では無かったので、どうしてもディズニーシーに行きたくて全力で治した。
熱を出すといつも嬉しかった。 ここ10年、精神的にも身体的にもかなり調子が悪く、辛さを感じない日は無かった。 常にうっすら体調が悪いので、すごく体調が悪い時も、それがストレス由来の体調不良なのか、単なる体調不良なのかわからない。 道で突然倒れて救急車を呼ばれ、救急隊員に仮病扱いされたこともあった。 だから、自分の体調不良が数字で可視化されると安心したのだ。
ここでは割愛するが、まぁなんやかんやあって今くらいの調子に持って来れた。 誰かに「毎日遊んでばかりじゃダメよ」と言われることもあるかもしれない。 でも、遊んでばかりいられることが、私にとっては奇跡なのだ。遊んでばかりいる私を見て、ずっと横で見ていた母は喜んでくれる。 今はまだ、恵まれた環境をできるだけ享受していたい。 今回は熱を出しても嬉しくなかった。それが嬉しかった。
──そんなことを、遊びに行く電車の中でいつも考えている。
そんなことより今、私は声が終わっている。 喉の炎症が引いていない状態でディズニーシーに行って絶叫していたら、センターオブジアースを降りて以降、高い声が全く出なくなってしまった。
今朝起きたら、低い声もまともに出なかった。
この声でライブに行くとどうなるか、 まず、整理番号が言えない。スタッフさんに無言で画面を見せるのは失礼なので、いつもより多めに頭を上下に動かす。 次に、「すみません」が言えない。座っている人の前を通って奥の座席に行きたいのに声が出ない。 最も「すみません」に近い空気音である「スー」を差し上げながら、右手を前に、左手を腰の後ろあたりで振って、座っている人の膝と前の座席の間を通る。座っている人は、突然魚のモノマネを始める女に前を通られて恐ろしかっただろう。 「ありがとうございます」も満足に言えないので、無言ナマステスタイルで許して欲しい。
ライブ中は、笑い声が出ない。大きめの笑いが出た時は、「ア”ア”ア”」みたいな低い声で、なかなか恥ずかしい。 それに、我慢できないくらいトイレに行きたくなる。喉が渇いて水を大量に飲むので、おしっこを我慢できない。タイミングを見計らって仕方なく退席し、トイレに行ったが、「すみません、お手洗いに行くので失礼します」みたいなことがほとんど言えない。 閉演後に物販もあったが、声が出ないので参加せずまっすぐ帰った。
声を出すその瞬間まで、自分からどんな声が出るか全くわからない。(声と呼べるものでもない) 歌が苦手な人って、こういう感覚なんだろうか?
とはいえ、声が終わった状態でもめげずに出かけていること自体が、以前の自分からしたら奇跡だ。 嬉しい悲鳴を出そうにも、声にならない声がヒューと喉から漏れるだけ。
コメント