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2025年8月20日

【運営の日記】悪口コミュニティ

数日前。

本を読みに喫茶店へ出かける。佐藤究の『テスカトリポカ』。天涯孤独だけど異常に強い川崎生まれの少年と、残虐極まりないメキシコの麻薬王のお話。この麻薬王がえげつなくて、たとえば人の腕を液体窒素で凍らせて、生きたまま叩き割るなんてことをしているらしい。辛すぎる。

そんな彼が、敵に嵌められて命からがらメキシコを脱出。で、たまたま孤独な少年と出会って……というお話らしい。まだ序盤しか読めていないが、めちゃくちゃアツい。


まあその本を読んでいたのだが、隣にいる五十代くらいの女性二人組の話が面白くて、ついつい聞き入ってしまう。どうやら同じ中学校に息子のいる母親同士。icosをバカバカ吸いながら、毒の入った世間話をノンストップで語りまくる。

先生から◯◯くんが最近荒れてますって電話かかってきて、で、よくよく聞いてみると、黒板に落書きしてるって。いや、それくらいするでしょって思って、先生に言ったわけ。あなたは落書きしたことないんですか、って。いままで一度落書きしたことないんですかって。そしたら先生、『ないです』って

新卒(らしい)担任の教師を「キモい」と断じていて面白かった。先生って辛いよなあ、と思う。

他にもサッカー部員に対する辛辣な評価とか、「◯◯くんの家って子供に期待しすぎだよね」とか。中学時代によく見聞きしたいろんなタイプの悪口を浴びて、少しネガティブな気持ちになりつつ、知らぬ間にそういうコミュニティから遠ざかってしまったなと思う。

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