このまえ文フリに出た友だちと新しい本を作ろうという話になった。とはいえその話が出たのは去年の秋で、ずるずると何もせずに年を跨いでしまったのだが、その中の一人が話し合いの場を設定してくれて、LINE電話を繋ぎながらざっくばらんな話をする。何か企画のタネが落ちていないかと、最近ハマっているものなどを報告しあいながら、話はどんどん脇道に逸れていく。
やっぱりなんらかのテーマが欲しい。狭くてニッチだと尚のこと良い。たとえば皆が共通してハマっている(た)ゲームなんかがあれば、それを梃子に記事だの日記だの対談だの写真だのを色々と配置して、賑やかな紙面を作ることができそうだ。
万に一つの可能性を信じて、小学生の頃にハマっていた『ジャイアントエッグ』というゲームの話を持ち出してみる。セガが出しているゲームキューブ用のアクションゲームで、卵を転がして敵を倒したり、孵化させて相棒をゲットしたりする。滅法面白くて、十歳くらいの僕はめちゃくちゃハマっていた記憶があるのだが、ただ、その当時の友だちとこのゲームの話をした記憶がない。
つまりは結構ニッチなゲームなのだ。調べてみるとそれなりの規模で発売されたものらしいが、続編が出ることもなく、2003年に発売されたきり世間から忘れさられた雰囲気がある。
ただ、Googleで「ジャイアントエッグ」と検索をすると、「神ゲー」のサジェスチョンが出ることがわかった。これはもう、かなり嬉しい。手元にネットもない環境で、ひとり卵を転がしたり誤って割ってしまったりしていた経験を、楽しかった記憶として持っている人間が世界にはいる。
あー、一緒にプレイとかしてみたいな……。対戦とか協力プレイとかできるのかしら……。
とまあ、そんなことを思ったが、もちろん話し合いをした三人とも、このゲームのプレイ経験はない。なので、自主的にこの企画は却下。
特集「ジャイアントエッグ」ねえ。面白そうな予感がかなりする。いやあ、いつかどこかで実現してみたい企画になった。
結局なんのテーマも決まらない。とはいえ、せっかく本を作るのだから面白いものにしたい。なんだろ!!!


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