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2025年8月27日

【運営の日記】並大抵のアラサーは家系ラーメンを食べる資格がない

キムタクが家系ラーメンのお店に行った動画を見て、無性に濃い味の麺を啜りたくなる。ということで、仕事終わりに途中下車して、家系ラーメンの中でも「味が濃い」と有名なお店に行く。

二、三人の列に並び、腹を空かしていざ着席。「ライスバー」なるご飯おかわりセットとチャーシューたっぷりのラーメンを注文し、学校給食用みたいな炊飯ジャーからご飯を山盛りに盛る。きゅうりの漬物とにんにくやら生姜やらをかけて、白米を食らって待つ。

色の濃いラーメンである。薄切りにされたチャーシューが丼を覆うように乗っており、食べ応えがありそう。一口食べてみると、旨味の強さとオイリーさ、味の濃さが脳をダイレクトに揺らすような感覚を覚える。うまい。

ただ、半分くらい食べ進んだタイミングで、胃の調子がガクンと悪くなってしまう。うっすらとした吐き気は、お酒を飲みすぎた時以上に堪えるものがある。まだまだ麺もご飯もチャーシューも残っているのに……と、己の胃腸が取り返しのつかないほど老いてしまったことを痛感し、悲しい気持ちになる。

なんとか完食。とはいえ、ここだけの話、チャーシューの切れ端を何個か丼の底に隠して逃げるように退店したのだった。あんなにうまくて、あんなに腹が減っていたのにこのザマである。おそらくは並大抵のアラサーごとき、家系に挑戦するというのは分不相応なのだろう。

しかしまあ、なんだか悲しい。

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