29
2024年5月29日

ちげらさんの日記

今日が最終日、あまりに寂しいものだ。

2週間半の初任研修が終わりを迎えようとしている。4泊5日×2週+3日の研修だ。 自分の組織だけに閉じた研修ではなく、関係組織の新卒一年目がまとめて参加する研修のため、初めましての方が多い。 そのうえ、今後も普段の業務で顔を合わせる機会は少ないと思われる。

だからこそ、研修に参加する前は、関係性の薄い同期と一緒に研修をすることの意味を理解できなかった。 楽しいらしいとは聞いていたが、楽しいだけでは研修の意味はない。 そのため、当初はこの研修へのモチベがわかなかった。 暇つぶし用に積読してる本でも持っていってやろうとも考えていた。 なんでも一旦は斜に構えてニヒリスティックに意義を追及するのは、私の癖だ。

杞憂だった。 徹底的に楽しんだ。 みなが議論に興じることを好む特性を持っていたため、目が合った瞬間にポケモンのゲームのようにレスバトルが始まり、心ゆくまで議論し尽くす。 ポケモンよろしく、初対面の人たちと、である。 普段の業務では、メールを捌き、スケジューラを調整し、資料をまとめ、その他云々、と議論なんぞする余裕はない。 だからこそ、こうした議論に耽る日々は、京都のディープで怪しい居酒屋でダラダラ飲んでいたあの日々以来の、夢のような時間であった。

そうした日々が終わりを迎える。 ここであった仲間とも、しばらくは会うことがなくなるだろう。 あまりに寂しいものだ。 明日からまた、人間性を殺した働き方を強いられる日々が始まる。戦場に復帰する。

研修最後の締めの言葉は次のようなものだった。 〜〜〜〜〜 本当に辛くなったら逃げてください。 とにかく生き延びることを第一に考えましょう。 〜〜〜〜〜

明日からも、また強く生きていこう。 それが社会を支えているものなんだと強く信じて。

コメント

タイトルとURLをコピーしました