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2024年8月25日

星野灯さんの日記

5:50 目が覚めた。 こんなに早く起きる必要なんてないのに。 世田谷代田の宿で、何をしようか。

特にやることもないので洗濯物でも回そう。 100円玉を握り締め洗濯機に託してきた。 ゴロゴロした後、ホカホカの洗濯物を畳む。

まだまだ時間はある。暑くなければ東京の街を散歩したいところだが、朝でも汗をかく暑さ。 昨日書店で買ったエッセイ集を読む。

10時前。ちょうど本を読み終わったので、チェックアウトし電車に揺られ豪徳寺へ。 今日のメインは出版社さんとの打ち合わせ。待ち合わせのファミレスでトーストを頼んだはいいものの緊張で味を感じない。 打ち合わせはあたたかな雰囲気で進められた。出版社さんの想いとこちらの想い、重なるところが多くて幸先の良さを感じる。 場所を変え、出版社にお伺いし改めて詳細な打ち合わせを始める。これまでオンラインで進めてきたが、対面で話す良さをひしひしと感じた。 お互いの温度感、会話のスピード感全てが重なっていく感覚が心地よかった。

打ち合わせ後、出版社の社長と共に下北沢へ。 こうして電車に揺られている間にオンラインではできなかった雑談ができるのも対面の良いところ。 今日はシンガーさんのライブがあるので、それを今日も聞かせていただけることに。 (昨日も聞かせていただいて2日連続!)

ライブ開始は19時から。 まだ時間があるので、少し遠くの本屋さんへ。 はじめて降りた吉祥寺駅。本屋巡りをしていると降りたことのない駅に降りれるのがいい。 あまりのんびりみる時間はなく、せかせかと見て下北沢へ舞い戻る。

19時過ぎ、ライブが始まる。 10人ほどのお客さんと一緒に歌声に照らされた。 やさしいその声は胸の奥までふわりと包んでくれた。 他のお客さんにとってもそうであったら嬉しいな。 心からそう思う。

ライブ終わり、澄んだ心にジャンキーなものが食べたいと疼く体はハンバーガーチェーンへ。 ハンバーガーとポテトを詰め込みバスタ新宿へ。

長い長い一日は夜行バスに揺られながら閉じることにした。 起きた頃には関西に戻っていることだろう。

プロフィール

星野灯

星野灯

2001年生まれ。兵庫県出身。 11月29日、初詩集『星のゆらぎに火を焚べて』(七月堂)発行予定。 2021年神戸新聞文芸年間大賞受賞。 詩の個展『ポエトリーゴーランド』(2024)他、朗読会や展示も多数。

日記
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