昼間のスーパーは、のんびりしていて、良いな。
シルバーカーをひいた腰の曲がったおじいちゃんが、売り場の通路の真ん中でこうべを垂れてフリーズしてて、びびった。泣いているの?それとも、具合が悪いの?おじいちゃんの前面に回り込んで様子を見ると、焼肉のタレを両手に持ち、二種類のタレのラベルを熱心に見比べていらっしゃるだけだった。今夜は焼肉ですか?火曜日に焼肉、良いですね。
昼間のスーパーは、のんびりしていて良いな。
世の中にいつのまにかプッチンプリンが戻ってきたようだ。いつもはスルーする、スイーツコーナーを丹念にくまなく、上から下まで見た。昨日、健康診断で体重と腹囲が去年より落ちてたんよ。豆腐ドーナツ2個入り(要冷蔵)とやらがあったので、カゴに入れた。うまいんだろうか?こんな商品、いつからあったんだろうか。このスーパーには少なくとも5年間、3日に一度は来ているのに、今まで気が付かなかった。
昼間のスーパーはのんびりしていて、良いな。
そう思える私も、今日はなんかのんびりしてて良いな。チル。ギャルピース。アゲ。
父から、退院したよとLINEが入った。良かった。
夕飯のカレーの材料などを買い、家に帰り、素麺を茹で、ドーナツを食べ(うまくて2個とも食べた。豆腐やし大丈夫やろ)、ぼーっと過ごしているとぽつぽつ・ザーッと雨が降ってきた。雨雲レーダーを見ると、西と南が真っ赤っ赤。京都に迫りくる積乱雲には名前がつけられていて、丹波山から来る雨雲を「丹羽太郎」、山城方面から来るのを「山城次郎」、比叡山の方から来るのを「比叡三郎」などと言うらしい。
へやを暗くして、ベッドに横たわりながら、雨音をきく。突然の雨に逃げ惑う外国人観光客をぬいぐるみと一緒に窓から見下ろしていると、猛烈な眠気が襲ってきた。そういえば物干しに、ニトリの「やわらか珪藻土マット」を乾かしていた。取り込まなきゃ、取り込まなきゃと脳では強く思っていたのだが、目が覚めると雨は止んでおり、カーテンの隙間から柔らかい西陽が射し込んでいた。
ニトリの「やわらか珪藻土マット」は、夕立を一身に受け止めたようで、じっとりと湿っている。この日記は、湯船に浸かりながら、スマホをジップロックに入れて書いている。日記を書き終わったら、紙に塗布しているトリートメントを洗い流して、夕立を一身に受け止めたマットにごめんなさいしながら、スクワットを20回くらいしましょうかね。
コメント