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2024年10月20日

【運営の日記】Laundry

洗濯を回している最中、急に不安になって天気予報を見てみると、案の定午後は不安定な天気らしい。

というわけで、外に洗濯物を干すのは諦めてコインランドリーの乾燥機を使うことに。外に出てみると青空が綺麗で、「これって無駄な出費なのでは?」とも思うが、リスクを避けるに越したことはない。

ずっしりと重い濡れた洗濯物の入った袋を置いてまずは両替から。前にも日記に書いたが、ここで洗濯+乾燥を行うと1,000円近くのお金がかかってしまう。この価格帯で「コイン」を冠することに誇りはないのかと憤ったこともあるが、今日は乾燥だけなので、硬貨だけで十分に事足りる。

両替を終えると、まずはドラムリフレッシュのボタンを押して、乾燥機を綺麗にする。この15秒間をケチってはいけない。何の効果があるのかは確かでないのだが、大きく構えて「ちょっとした一手間」を楽しむくらいの懐の広さは見せるべきだ。

乾燥機がリフレッシュを終えると、先ほど両替した100円玉を投入……あ!!!!!!

ガガガガ!!!

乾燥機の回る音。そう。この乾燥機はお金を入れたらすぐに回り出す仕様だったのだ。ああ。回り出したあの子と僕の未来(乾燥機)が……止まりどっかでまたやり直せたら……

現実は無常である。回り出したあの子と僕の未来は、10分間もの間止まらずに回転し続けるのだ。やり直すことなどできない。あの100円はただ空っぽの乾燥機の中に消えていったのだ。

しかしよく見ると、乾燥機の中で洗濯物が舞っている。どうやら僕は誰かの洗濯物を、大切な100円を使って入念に乾かし直しているらしい。知らず知らずのうちに、僕は他人の洗濯物を勝手に乾かす不審者になっているということか。

しかし。

もし、この洗濯物がまだ生乾きで、さらなる乾燥を待っていたとしたら。なんなら乾燥機に突っ込むだけで満足してしまい、コインの投入を忘れてこの場を去ってしまったのだとしたら。

危うく被害者づらをして不貞腐れてしまうところだったが、屁理屈めいた妄想をして、ちょっと明るい気持ちになった。

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