職場にかかってきた電話に出ると、若い男性の声で「○○社長と17時から約束しているのですが」とのこと。
しかし社長に会社名を告げてもピンとこない様子。要件を聞きに保留していた電話に再び出ると、電話先の男性が「弊社はAIの研修事業をやっておりまして、そのご紹介ができないかと」と述べる。
不可解な気持ちになりながら、「えっと……ということはアポは取っていないということでしょうか」と返答する。
「以前、受付の方に17時以降であればお話できるとお伺いしたもので」
その言葉を聞いて、ものすごく腹が立ってくる。営業電話をかけるのは構わない。それが事業に必要なんてことは重々承知しているつもりだ。
ただ、そのやり方が気に食わない。電話をかけてきた男性の背後に、「【約束した】という言葉を使えば受付突破率○○%アップ」みたいな「ノウハウ」を伝授する「戦略家」の姿がほの見えてくる。
大体、嘘はよくない。「約束しているのですが」と言って、約束をしていないなんて嘘があるか。約束を守るために命を振り絞って走り続けるメロスのことを忘れたのか。
とまあ、仕事中にムカムカとした話でした。
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