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2024年6月15日

めいさんの日記

5月22日の日記です。すっかり忘れていたので今日は6月15日です。罪。申し訳ありません。 自分という人間の怠惰さを痛感しています。

5月22日はメンタリングの日でした。 私はアートマネージャー育成プログラム「バッテリー」のメンティーに選んでいただいていて、2週間に一度、2人のメンターに日々の活動のあれこれを相談したり、愚痴ったり、しています。基本的には私が話し続けているのを、聞いていただいているのですが、これがすごく良くて、メンタリングの前に自分のタスクやスケジュールを書き出してみる、また、話すことで思考が整理されていくので、大人になって、自分のことを話す時間があるというのは、なんと幸いなことか、と思います。

この日のメモによると、制作(演劇ではマネジメントをする役割を「制作」と呼びます)のギャランティの計算方法を相談したり、企画書を見ていただいたり、していました。

折角6月15日に5月22日のことを思い出しているから、比較のもとに書きます。 なんとなくですが、5月のこの頃から、すごく「頑張らなくちゃ」と思っていたのを思い出します。コレクティブを大きくするために安定させるために私、すごく頑張らなくちゃいけない、と思っていました。 でもつい先日(たぶん6月13日とか)、あ、そんなことないや、と思い当たったのです。 演劇空間ロッカクナットは、「劇団」という集団制作を前提とした、みんなで一丸となって団体を盛り上げていこうというチームのあり方ではなく、「コレクティブ」という集団のあり方を選択しています。コレクティブに必要なのは問題意識の共有であって、個々人の活動とその尊重を前提に、「劇団」のような強い集団性をもちません。このことが、私が私でいるためには重要だったのです。 いつの間にか「劇団」のように、演劇空間ロッカクナットの未来を、自分自身の未来と重ねすぎていました。これではコレクティブにいる意味がありません。 私は私、演劇空間ロッカクナットは演劇空間ロッカクナット。もっと偶然性を愛していこうよ、と6月15日の私は思っています。とってもポジティブに。霧が晴れたような気持ち。 でも、7月6日の私のことは分かりません。また演劇空間ロッカクナットの未来を思い悩んでいるかも。

6月5日のメンタリングでは、メンターに「あなたはこれからも右往左往しながらやっていくのだと思いますよ」と言われました。嬉しく心に刻んでいます。5月22日の私は、6月1日の私のことを上手く想像できませんでした。6月15日の私は7月6日の私を、2024年の私は2029年の私を、27歳の私は30歳の私を、上手に想像できません。どうしたらいいのか、どこへ向かえばいいのか分からず、無様にオロオロとしています。右往左往の日々です。 でも「やっていく」のです。これからもこうやって足は止めないで、ガシャンガシャンとぶつかりながら、「やっていく」と思っています。

ああ、5月22日があって良かった! 5月22日があって、6月15日の私がいるのです。悩んだり寝込んだり楽しくやったりしている過去が、いまに繋がっていくのです。

いま、6月16日になりました。 グッドナイト。 目が覚めたら、また新しい私!

プロフィール

めい

めい

福岡在住。野良の舞台照明家やアートマネージャーをしたりしています。演劇空間ロッカクナットという空間演出のコレクティブにいます。旅が好きです。

日記
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