ベッドに寝転びながらぼんやりと本を読んでいたら、いつの間にか眠ってしまったらしい。白い不健康な光に照らされた室内で、うだうだと不確かな時間を彷徨っていたような感覚を抱く。
時計を見ると、もう24時。22時までに生活のすべてを終えて、さて今から自由時間だと張り切ってベッドに飛び込んだのが22時くらいだから、都合2時間ばかり眠っていたことになる。不健康な昼寝。
ポール・オースターの『孤独の発明』を読みながらうとうとしようと意気込むが、これまでになく文章に惹きつけられてしまう。不都合な集中。無意味な夜更かし。明日の朝はしんどいだろうと落ち込みながら、ひたすらに夜を溶かしていく。
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